「ナノバブル」とは

元来、ナノバブル程の大きさの気泡は、生成しても瞬時に消滅されると考えられてきましたが、
国立研究開発法人産業技術総合研究所の開発により、ナノバブルの安定化に成功致しました。
生成原理としては、マイクロバブルを生成して縮小する過程で水中のイオン類を気泡周囲に濃縮する事で、
静電気的な反発力を生じて気泡が完全に消滅する事を抑制していると考えられております。

ナノバブルを含んだ水は、
ナノバブル内の気体の種類によって様々な特徴を持つことが知られており、
現在様々な分野で活用されております。

このように、ナノバブルは細胞や菌・ウイルスより小さな物質なのです。
このとても小さな気泡が様々な効果をもたらす事が分かっております。

どうやって安定しているの?

果たして、これ程までに小さい気泡が安定して存在する事が可能なのでしょうか。
気泡はそのサイズで大きく3つに分別する事ができます。

ミリバブル

日常生活の様々な場面で目にする気泡、ミリバブルと呼ばれる大きな気泡です。
水中で発生するとそのまま水面へ向かって上昇していき、最後は水面でパチンと弾けます。

マイクロバブル

ある特別な方法を使ってもう少し小さなサイズの気泡を生成する事できます。
マイクロバブルは、水中で細かく大量に発生させる事で水が白くにごる事でも知られており、今ではお風呂や洗濯機等の家庭用としても各メーカーが発生器を展開しております。
また、マイクロバブルは水中で小さくなりながら上昇しますが、その小ささ故に、水面にたどり着く前に水中で消えてなくなってしまう事があります。このような現象を利用して、工業や水産業等でも広く使われております。

ナノバブル

それより更に小さいナノバブル。常識的にはこれ程までに小さな気泡は、できた瞬間に消えてなくなってしまい、安定化する事が不可能と言われておりました。しかし、国の研究機関である国立研究開発法人産業技術総合研究所により、世界で初めてナノバブルの安定化に成功致しました。
マイクロバブルを生成して縮小する過程で水中のイオン類を気泡周囲に濃縮する事で、静電気的な反発力を生じて気泡が完全に消滅する事を抑制していると考えられております。
 
つまり、水に含まれるイオンが気泡の周りに高濃度で集まり、中の気体が水に溶けるのを防ぐ事により、ナノバブルは水に溶けずに、長期間安定して水中に存在しているのです。


どういう風に使われるの?

それでは、このナノバブルはどのように活用されているのでしょうか。
ナノバブルが含まれた水━ナノバブル水は、
ナノバブル内の気体を変える事により様々な機能を持つ水になる事が分かっております。
酸素を原料に製造した酸素ナノバブル水は生体に対する効果、
オゾンを原料に製造したオゾンナノバブル水は優れた酸化力・安全性・長期保存性を持つ事が分かっています。

-酸素ナノバブル水-

 酸素を原料に製造された酸素ナノバブル水。
 水槽の水に酸素ナノバブル水を使うと、魚が元気になったり、水槽に汚れがつきにくくなったり、淡水魚と海水魚が共存できたり。農作物に酸素ナノバブル水を与えてあげると成長が早くなったり、実が大きくなったり。生体にプラスの効果を与えている事が分かっています。
 となると、人間に対しても何らかの効果があるのではないか、という事で国立大学法人東京医科歯科大学や自治医科大学を始めとする様々な機関が研究を始めて、効果を確認してまいりました。
 現在は、皆様の健康の維持を目的として飲料水で販売されております。また、その能力から医療機関でも取扱いが進んでおりまして、様々な場所で広く飲用されております。

酸素ナノバブル水

-オゾンナノバブル水-

 オゾンを原料に製造されたオゾンナノバブル水。
 そもそもオゾンとはどのような性質を持っているのでしょうか。
 オゾンはとても高い酸化力(殺菌力)をもっています。その酸化力を生かして菌・ウイルスや汚れなどの除去に用いられます。しかし、気体としてのオゾンは扱いがとても難しく、限られた場所でしか使用できません。
 その問題を解決したのが、オゾンガスを水に溶け込ませたオゾン水です。水に溶け込んだオゾンは分解されると酸素に変わるため安全性に優れ人体に無害です。オゾン水はオゾンの酸化力と安全性を持ち合わせた水として注目を浴びました。しかし、広く普及できませんでした。
 原因は、短い持続力です。オゾンはとても不安定な物質であり、オゾン水を生成しても数時間でオゾンが水から抜けてしまい、オゾン水がただの「水」に戻ってしまうのです。
 その欠点をオゾンナノバブル水が解決しました。ナノバブルの中にオゾンを閉じ込める事により、酸化力を維持したまま長期保存が可能になりました。また、ナノバブルは菌やウイルスより小さいので、より内部まで浸透し能力を発揮すると考えられています。
 このオゾンナノバブル水の長期持続性により、今までは不可能であった容器に入れての輸送が可能になりました。現在は歯科医院や一般の方々へ洗口液や飲料水といった形で広く販売されております。
また、オゾンナノバブル水の酸化力・安全性・長期安定性に着目し、国立大学法人東京医科歯科大学を始めとした各機関で研究・応用が進められており、オゾンナノバブル水による論文も多数出ております。

オゾンナノバブル水

◎オゾンナノバブル水に関する安全性試験は、以下PDFからご覧できます